Project Story

出雲結 
店舗施工事例

斬新な発想を実現。
雰囲気をつくる店舗施工

プロジェクトの背景

「出雲の指輪」として結婚指輪・婚約指輪を販売する『出雲結』。その新たな店舗施工において、設計を横木氏、施工管理をアカンプリッシュが担当しました。今回のプロジェクトでは、和の要素や出雲の雰囲気を大切にしながらも、従来の和風とは異なる抽象的なデザイン表現が求められました。どのようなこだわりと工夫があったのか、その過程をお伝えします。

  • 写真無)横木真建築設計事務所 設計担当
    横木氏
  • 写真右)アカンプリッシュ 施工管理担当
    森野 雅子
  • 写真中)アカンプリッシュ 営業担当
    積森 ななみ
  • 写真左)アカンプリッシュ 施工管理担当
    鈴木 聡一郎

まずアカンプリッシュに依頼した経緯を教えていただけますでしょうか?

  • 横木: まず出雲結さんから依頼を受けたのが私です。出雲結さんは、出雲に本社を構えており、浅草、青山など東京へ展開するということで店舗設計の依頼を受けました。以前からの関係があり、私の設計に満足してくださっていたことから今回もご指名いただきました。施工管理については、過去に私の兄のオフィスを施工していただいたアカンプリッシュさんを推薦しました。正確かつスピーディーな施工が印象的だったこと、また店舗施工の実績も豊富であることから、このプロジェクトに最適だと考えました。特に今回は、一般的な店舗施工とは異なる挑戦的な内容だったため、アカンプリッシュさんなら積極的に取り組んでくれると期待していました。

本プロジェクトで、どのような要望がありましたでしょうか?

  • 横木: 出雲結さんのブランドコンセプトは、和の要素を取り入れつつも、単なる“和風”ではないこと。具体的な装飾で和を表現するのではなく、より抽象的に“和”や“ご縁”を空間で表現することが求められました。そのため、素材選びには特にこだわりました。例えば、出雲の無垢材や一枚石を活用することで、素材そのものが持つ自然な風合いを活かしながら、和の精神や出雲を感じてもらえる空間を目指しました。こうしたコンセプトを形にできるのはアカンプリッシュさんしかいないと思いました。

横木氏の依頼をうけて、最初にどのように感じましたでしょうか?

  • 積森: 無垢材を使うというコンセプトが、とても素敵だと感じました。ですから、お話をいただいて、ぜひご一緒したいという気持ちしかありませんでした。

  • 横木: アカンプリッシュさんは、施工に対してポジティブに取り組んでくれるという印象があります。今回の一枚石を使うなどの要望に対して、対応が難しいとされる業者の方もいます。通常なら“難しい”と敬遠されるような要望にも、“どうやったら実現できるか?”と前向きに考えてくれる姿勢は、アカンプリッシュさんならではの魅力です。

  • 鈴木: 結果的に楽しかったですね。一枚石のカウンターは、これまで見たことも作ったこともありませんでした。でも、お話を聞いて「実現できたら面白い」という想いが強く、施工チームも一丸となって挑戦しました。

アカンプリッシュと仕事をする中で印象が良かった点があれば教えてください。

  • 横木: 浅草店の施工中はコロナ禍で、私が頻繁に現場へ行けない時期でしたが、柔軟に対応してくれました。リモートで映像を繋いで確認させてもらったり、写真を送ってもらったり、臨機応変にツールを使いながら情報共有してくれるので、スムーズに進められました。また、現場ならではの細かな提案もしていただけたことも、成功の要因だったかと思います。

  • 鈴木: 作り方、素材、位置の微調整などは実際の使い方を考えながら提案させていただきました。どうすればより良い形になるか?というのは、本プロジェクトに限らず、シミュレーションしながら提案させていただいています。

要望を叶えるために心がけたことがあれば教えてください。

  • 横木: やはり出雲の無垢の材料を使うというところを大切にしました。例えば、島根の来待石(きまちいし)を使用したり、打ち合わせスペースには出雲産のヒノキを敷き詰めるなど、出雲の素材を大切にしました。さらに、出雲の防風林をイメージさせる黒松を使用した壁を見せたり、奥出雲のたたら製鉄をモチーフにして、栗材をこけらぶきにしたり。出雲に関する材料やモチーフを再解釈しなおして取り入れるといったイメージで、出雲を表現しました。

  • 鈴木: ジュエリーショップとしての洗練された雰囲気と、出雲の風土を調和させることを意識しました。照明の角度や光の演出、漆喰の質感、壁の丸みを持たせたデザインなど、細部にまでこだわりました。

  • 積森: 施工を依頼する職人選びも重要なポイントでした。出雲結さんの求める繊細な空間を、丁寧に作り上げられる職人を選定しました。

  • 森野: 工期管理も大きな課題でした。特に石工事や左官作業は長期間を要するため、全体のスケジュールに影響しないよう、スムーズに進めることを意識しました。

プロジェクトを進める中で、大変だったことはありますか?

  • 横木: 与えられたテーマが、抽象的な和やご縁。これらの要望を意識しながらどのように空間にしていけば良いのか?という点は一つの課題でした。「こういう空間を作ってください」という要望であれば簡単ですが、今回の依頼では確実な答えがありません。ですから、出雲結さんのイメージする「正解」を探すのが難しかったですね。

  • 積森: 高価な無垢材や天然石を扱うため、一度のミスが施工全体に影響を及ぼすプレッシャーもありました。石材は予備を用意していましたが、万が一割れてしまうと追加手配が難しいので、慎重な作業が求められました。

完成した空間に対して、出雲結さんからどのような評価をいただきましたか?

  • 横木: 店舗に訪れるお客様から「出雲の雰囲気を感じました」という声をいただいているそうなので、意図がしっかり伝わったと実感しました。店舗の業績も好調で、期待以上の成果を上げています。

  • 鈴木: 出雲結さんは、一つの出会いの場でもあり思い出の場になると思うので、店舗を訪れたお客様にとって、思い出や記憶に残る空間になれば嬉しいです。また、他の店舗にはない、唯一無二の空間が完成したことが、自分の糧となり、自分にとっても大きな財産となりました。

おわりに

どのような課題を持っている企業に、アカンプリッシュへの仕事の依頼がおすすめできますか?

  • 横木: 新しいことに挑戦したい企業には、アカンプリッシュさんをおすすめしたいですね。決まったものを作るのではなく、新しい価値を生み出したいという企業や店舗にとって、アカンプリッシュさんは理想的なパートナーだと思います。どんな要望でも、アカンプリッシュさんならどうにかしてくれます。

  • 積森: 「こういう空間を作りたい」というこだわりをもつ企業や店舗にとっては、最適なパートナーになれると思います。「難しい」とされるケースでもアカンプリッシュは必ず実現させるので、こだわりが強ければ強いほど、喜んでいただけると思います。

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